ブックオフでの古本の探し方
皆さんは「ブックオフ」をご存知でしょうか?
日本全国に801店舗(2020年3月31日時点)のお店があり、テレビCMなどでもよく見かけるので、知っている方は多いのではないかと思います。
もともとは‘‘ブック‘‘と名前が付くだけあって中古の書籍、いわゆる古本をメインに扱うチェーンだったのですが、近年は時代の変化に合わせ、ゲームやアニメ関連の商品の取り扱いも豊富になってきています。
大型の店舗ではブランド品や家具、家電製品などを取り扱う店舗もあるなど幅広い商品が店頭に並んでいるブックオフですが、どれも中古品がほとんどのため、お宝や掘り出し物が格安で売られている事が珍しくありません。
とはいえ、大量の在庫のなかから、掘り出し物とそうでないものを見分けるのは、闇雲に商品をさがしていたら少し難しいかもしれません。
そこで今回は僕が普段から、ブックオフに行った時に実践している商品を探し出すコツ?のようなものをいくつかご紹介したいと思います。
僕はよくブックオフに行きますが、その目的は古本であることがほとんどです。
ブックオフは近年、商品のジャンルの幅を広げていると書きました。それでも店舗で在庫が多いのが、CDやDVDなどのメディア系に加え、古本です。
特に小さな店舗やフランチャイズの店舗などでは、CDやDVD、古本が在庫の中心となっています。
もちろんジャンル別に陳列されてはいるので、古本を探そうと思って古本コーナを見つけるのは簡単です。しかし、古本はCDやDVDと比べて、ジャンルのなかでのカテゴリーがさらに細かくなっている印象があります。
例えば、医学に関する本を探そうと思ったら、まず単行本なのかムック本なのか、それとも月刊誌なのかで分かれていることが多いので、それぞれ見ていかなければなりません。
さらに単行本だったら、そのなかでも健康に関する本なのか、家庭医学に関する本なのかで分かれていることが多いです。また、学術的な本が中心となっているメディカルというジャンルは、健康や家庭医学のコーナーとは別になっていることが多いです。
そのなかから闇雲に掘り出し物を探そうと思っても、あまりの在庫の多さと複雑さで諦めてしまうことになるのではないかと思います。
そんななかで闇雲に商品を探すよりも、効率的に掘り出し物を見つけることができる方法があります。
その一つが値札の見方です。
ブックオフの値札は大きく分けて2種類あります。大きな値札と小さな値札です。
商品が買い取りされて、価格が付けられる最初の段階では大きな値札が付けられることが多いです。
大きな値札には商品のデータや値段が付けられた年月が記載されています。
最初は大きな値札にて販売され、一定期間売れ残ってしまったときに小さな値札が登場します。大きな値札の上に、小さな値札が重ね貼りされ、値段が下がります。
これをブックオフの用語で「ところてん」と呼びます。
この「ところてん」された状態がチャンスです。店頭では偶然売れていなくても、世間の相場は大きな値札で売られていたときと同じくらいの値段の価値がある場合があるからです。
加えて、小さな値札には4つの色があります。1~3月に値づけされたものが黒。4~6月に値づけされたものが緑。7~9月に値づけされたものが青。10~12月に値づけされたものが赤となっています。
もし1月半ばごろに店を訪れ、黒の小さな値札でところてんされていたら、その商品は1月に入ってから値下げされた商品である可能性が高いです。
値下げされて時間がたっていないということは、その値段になってからあまり多くの人に見られていないということになるので、掘り出し物の可能性が高くなります。
このところてんの理論は、特に単Cの棚で商品を探すときに役に立ちます。
単Cとはブックオフで220円以下の商品が集められている棚になります。
逆に単Cよりも高い値段で売られている商品が集まっている棚のことをプロパー棚といいます。
ブックオフの棚には単Cの棚とプロパー棚以外にも、赤棚と呼ばれる赤いカートに入ったまま通路に並べられている本があります。実はここに置いてある本が一番仕入れたてで、掘り出し物の可能性も高いのですが、店舗や店員さんによっては赤棚の商品に手を付けると注意されてしまう場合もあるのであまりおすすめできません。
掘り出し物は基本的に単Cの棚を探すのが個人的には一番良いと思います。
店舗によっては、単Cの棚やプロパー棚、赤棚以外にも独自の値段の商品だけの棚があったり、赤棚に「入荷したばかりです」などとPOPを付けて、手を付けても良いことになっている店舗もあります。
全体的に値付けが安い店もあれば高い店もあります。ジャンルによって値付けのレベルが違う店舗もあったりします。
いろいろなブックオフに何度も足を運ぶようになると、そうした店舗の特徴や、店舗別の商品の探し方のコツがわかるようになってきます。
そうなるとお宝探しがより一層楽しくなってきます。
掘り出し物が見つからなかったときは、少し沈んだ気持ちになりますが、逆に単Cの棚で通常であれば中古でも1000円を超えるようなものを見つけたときの爽快感はたまらないものです。
ブックオフでは陳列や店舗の特徴に加え、セールを実施することがあります。
お正月とGWとお盆休みの年3回は古本が全品20%OFFになるセールを全店舗で実施することが多いので、そうした期間中はブックオフ巡りでお宝探しをしてみてください。
加えて、店舗によっては不定期でセールをやっている店舗もあるので、普段はそうした店舗が狙い目です。
店舗独自のセールの実施情報はブックオフの公式ホームページで確認できるので、ぜひ確認してみてください。
今回のブログで少しでもブックオフに興味を持っていただき、面白いと思っていただけたなら幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
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